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DOYO NO USHINOHI

この間、土用の丑の日にうなぎを食べ過ぎてうなぎが減っているとか、価格が高騰しているというニュースを見ていて、

恵方巻きをセブンイレブンが流行らせた結果、すごい数のあまりものを捨てている問題に似ているなぁとか思い、

そもそも、土用の丑の日にうなぎを食べるてきな企画は誰が考えたのか?と調べてみた。

すると意外にもルーツは さかのぼること江戸時代、日本のエジソンこと あの 平賀源内 が仕掛け人だったとのことが分かった。

江戸時代にはそもそも 土用の丑の日に う がつく食べ物を食べるのが流行っていたそうで、

うなぎ屋をやっていて売れなくて困っていた友人に、平賀源内が 土用の丑の日は鰻! というプロモーションを考えてすすめたところ、

ものすごく繁盛したとかなんとか、、、 

平賀源内といったら エレキテル くらいしか知らなかったけど、 

この人は ほかにも 日本で初めて西洋画を描いたり ととても新しいことをやったり、考えたりする ブームの仕掛け人だったようだ。

日本の貿易や文化の入り口 長崎 生まれっていうのも、きっと影響しているのだろう。

江戸時代は、錦絵をつかったマーケティング戦略が発達したり、東海道中膝栗毛みたいな連載ものが流行ったりとか、

いわゆるパッケージデザインだったり、コピーライティングの走りのようなことも始まったりと、広告的にもすごく発展した時代だ。

華やかな江戸の時代の スタークリエイター が考えた 土用の丑の日に いまだに日本人が踊らされているのは面白いと思った。

William Klein ‘s Children

21_21デザインサイトでやっていた ウィリアムクラインの展示を観た。

20世紀を代表する写真家、ウィリアム・クラインは、写真、映画、デザイン、ファッションのジャンルを超えた表現と、ニューヨーク、ローマ、モスクワ、東京、パリなどの世界の都市をとらえた作品で、現代の視覚文化に決定的な影響を与えた。
本展では、クラインの都市ヴィジョンとともに、斬新な眼差しで21世紀の都市と人間を見つめ、従来の写真のフレームを大きく飛び越えようとする日本やアジアの写真家たちを紹介。出展作家は、ウィリアム・クライン、石川直樹+森永泰弘、勝又公仁彦、沈昭良、須藤絢乃、TAKCOM、多和田有希、西野壮平、朴ミナ、藤原聡志、水島貴大、安田佐智種の12組。会期中には「テクノロジーと表現」、「現代美術と現代写真」と題したトークイベントもそれぞれ開催される。 (※HPより引用)

ウィリアムクラインの作品が前半に展示されていて、後半にアジア、日本の作家作品が続く。

正直前半と後半の展示のつなぎにはじゃっかんの違和感があるが、
ウィリアムクラインの作品は改めて観ていて楽しいし、
後半のアジア、日本の作家作品も表現の多様性が興味深い。

楽しめた。

MY NY

ちょっと前のことになるが、小山登美夫ギャラリーでライアンマッギンレーの個展。

MYNYを観た。

とくに初期の作品が多く出ていてテンションが上がった。

ダッシュスノーのあの写真もある。

ライアンは今ニューヨークでやっている mirror mirror って個展が本当は観たいなぁ。

Have moved

気づけば年末になっている。

12月の頭に引っ越した。

ずっと住みたいと思っていた建築家の手がけたマンションが
突然空いたというのを聞いたのが、5月。

すぐに内見に行き、申し込みをした。
築30年のビンテージマンション。とても好きな作りの物件だ。

この建築家の方が造った物件はいくつもあるが、
そもそもは以前勤めていた会社の専務が住んでいる物件に読んで頂いた時に見たのが始まりで、
海外にある家のようなつくりに、20代前半だった僕はすごく衝撃を受けたのを覚えている。
その後、知り合った方のHOME PARTYに呼ばれて行った家がすごく素敵で調べたらこの建築家の方の物件だったり、
友人が買ったかっこいいリノベーションしたマンションがこの方の設計のマンションだったりを見て、
だんだんといつか自分が住むならこの人の物件にと思っていた。

前の家は分譲賃貸に住んでいたのだが、奥さんの実家からもバス一本でこれたり、(毎週孫に会いに来てくれる)
自転車で10分もかからず親友宅に行けたり、教育環境も良さそうですごく気に入っていた。
そして、この近くに家を買って住むのが良いなと思っていた。
今回の物件は前の家から5分の場所にあってなおかつ、好きな建築家の家という、これ以上ない条件の場所だった。

壁紙や設備などは、ボロボロの状態だったが、構造や外側はやはり立派な建築。
改めて見た時にやっぱりここはいいなぁと心の底から思った。

すぐに先輩で友人のインテリアデザイナーに相談して、理想のプランややりたいことを伝えた。
友人もしっかりと考えてくれてどんどんプランを進めてくれた。しかも、ほぼノーギャラで!
他にも同じ物件を欲しいと行ってきた人がいたみたいだが、不動産屋さんの頑張りや縁が重なり、無事契約へ。

その後工事を経て、なんとか二人目が生まれるギリギリ前に竣工。
デザインしてくれた友人、施工業者の方、不動産屋さん、ほんとに良い方が多くありがたかった。

インテリアで自分のずっとやりたいと思っていたこと、奥さんの叶えたかったこと、
それぞれが存分に詰め込まれた満足の家になった。

物件との縁も感じられた。

今回うちにこの物件を売ってくれた前のオーナーさんは
なんとこの物件の土地を開拓しゼネコンに売ったとある大手の会社の社長さんだった。
たくさん物件を売ったり建てたりしている会社の社長が選ぶのだからやはり良いのだとも思った。

物件の位置もたぶんこのマンションの中で一番いい位置な気がする。
好きな物件を引き継ぐにはこれ以上ない良い方から引き継げた。

そして、引っ越してきて知ったのだが、お隣さんはこのマンションを設計した建築事務所に勤めていた建築家さん。
挨拶のときに、ここの建築が好きだと話すと厳しそうな目がほぐれて、
さっそく、リフォームの時にもアドバイスをくださり、助けてもらえた。ありがたい。

ここにもなにか引力を感じた。

2人目がもうすぐ生まれる我が家。

この子の妊娠がわかってからいろいろな新しいことが次々と動き始めた。
家も何年もチェックして空きが出なかったのがいきなり空いた。

ライフステージが進んでいき、いろいろなことが動き出す、無理に何かを進めようとせず、
無理に何かに抗わず、自然に生きていると流れが新しい場所に連れて行ってくれる。

毎日この素敵な家に感謝して、日々精進しよう。
しばらくはインテリア見るだけで酒がおいしく飲めそうだw

ANDO

安藤忠雄展を見た。

学生の時にはすごく追っかけていた方だったが、
最近の活動はあまり分からず。
みなとみらいの駅だったり、2121デザインサイトだったり、
こども図書館だったりとその作品はちょこちょこと情報があったり、
実際に目にすることもあるが、、、

今回久々に、住吉の長屋から始まり、ゲリラシリーズ、
そして、その後のたくさんの作品を時代を追って
説明されることで改めてやっぱりすごいなぁと思った。

この人は建築のちゃんとした勉強をしていないのだ。

でも、好奇心と勇気で踏み出して行って、これだけの作品を世の中に残し、
今なお30以上のプロジェクトに関わっている。

すばらしいなぁと思うとともに、
エネルギーを持っているということが
いかにすごい能力かということを思った。

屋外に再現されている光の教会の再現クオリティも高くて、
素晴らしい展示だなぁと思った。

おすすめ。

★★★★★

CANNES LIONS

とある有名CDの方に今年のカンヌ広告賞を振り返っていただく機会があった。
いろいろ教わったこと、思ったことを簡単にまとめる。

Donate Life – The World’s Biggest Asshole

臓器提供のCM どうしようもない一人の男が死ぬことで多くの人を救う。考えさせるCM ろくでなしだって命を救える

Sandy Hook Promise

拳銃所持問題のCM。
CMのメインストーリーと思われる一人の男の子を見ているあいだに、実はもう一人の男の子について、銃の襲撃の兆候があった。というドキッとするCM
手法としてはアルコール依存のCMで似たのがあった。

The Unusual Football Field Project

こちらはプロジェクト。タイにある無数の空き地。汚染された水がたまり、ゴミで溢れている。
そういった場所をいびつな形ではあるが、フットボールフィールドにすることで、汚染や治安悪化がなくなり、コミュニティが生まれるクリエイティブ。

Meet Graham

事故で死なない唯一の人間。グラハム
グラハムは研究チームによって、導き出された大きな事故でも死なない骨格、臓器構造の架空の人間。
事故や事件でかなり生々しい映像をモザイクなしに流すオーストラリア。それでも、効果はなく、交通事故率が非常に高いらしい。
どんな事故にも耐えうる骨格の人間を作ることで、恐怖を煽る手法でなく、この社会問題への注目度を大幅にUPさせた。

Amnesty International – The Refugee Nation

オリンピックにも出た、難民選手団 
その旗は彼らが国を出て救われる際に救われた、ライフジャケットをもとにつくられている。

SSGA ‘Fearless Girl’

NYのウォールストリートにある、アメリカの金融界で活躍する強い男性を象徴する雄牛像の前に建てられた少女像。
女性の管理職、経営層を増やすプロジェクトでおおきなPR効果を発揮。この像の前でセルフィーを撮る女性が世界中から溢れた。

NIKE What are girls made of?

一人の少女が童謡を歌いだす。最初はいわゆる女の子らしいことについて可愛らしく歌うが、
徐々に内容が変わって、、、。
女性らしさという偏見を打ち破り自分らしく生きることをコンセプトにしたCM。

今年のカンヌの特徴は、マイノリティを題材にした問題提起の受賞が目立つ。

背景にはトランプ大統領就任の影響が多くあり。
トランプにより、すべてのレイヤーでの分断が注目されたといえる。

難民問題、女性の平等、ジェンダーレス、、、

広告は足りないところに足りないものを満たすことが役目だ。
そして、これまではそれが商品だったが、今の社会ではそうとも限らない。

今年のトレンドは、 マイノリティを満たすこと が評価につながった。

マイノリティの問題はトランプ政権誕生により、
今年ピックアップされた世界的ソーシャルイシューであり、
それを満たすことが、広告的にも話題になりやすかったということだ。

Fan

先日、とある小学校の先生から、以前自分がディレクションしつつみんなで作った絵本について、
会社に電話で直接問い合わせがあったと教えてもらった。

内容は「あいうえお絵本がすばらしかったので、ほかにもシリーズがあるか教えてください。」とのこと。

なんでも、
特別支援学級でこの絵本が大好きな生徒が何人もいるとのことで、毎日毎日読んでくれてるらしい。

ほかに「記号」と「国旗」の絵本がありますよと伝えたところ、
すでにそれも持っていて、それぞれの絵本にファンがいると言われたとのこと。

とにかく、その先生は絵本の内容を絶賛されていたそうだ。

普段やっている商業デザインとはまた別のデザインをやりたくて、
半分趣味のような感じでやった仕事だったけれど、
出版してから数年経った今、直接的に伝わるこういったうれしい声は、
あのとき頑張って良かったと思ったし、とても嬉しかった。

デザインを仕事にしていて起こるこういうことは、
数年に一度あるかないかのご褒美かもしれない。

これからも真面目にやっていこう。

Telling CM

世の中の価値観がどんどん変わっていっている。

2010年以降、企業フィロソフィーを文字通り語るCMがとても増えているそうだ。

昔は、そしてとくに欧米のCMは、かっこいい映像と音楽が流れて、
最後にスパッとタグラインor一言強いコピーで終わるかというのが、
かっこよかったし、みんなそこを狙っていた。

でも、今は変わってきている。
それは、その企業の真の価値を今まで以上に伝える必要が
クリエイティブにもとめられているからだそうだ。

そのきっかけとなったのが、このCM

クリントイーストウッドのクライスラー企業CM 

そして、T2でも活躍のこの人のCMもだ。

ロバート・ラーカイルのジョニーウォーカーCM

あのNIKEでさえこんな感じ。

Find your greatness CM

日本でもやったのはこんな感じ。
リクルート リクルートポイントCM

リーマンショック、3.11以降の世の中は、競争原理ではなく、
自分や自分の所属する場所が世の中をいかによくすることができるかということが、
存在意義となっていて、それをいかに世の中に丁寧にプレゼンテーションできるかどうかが、
クリエイティブの重要な部分になっている。