Posts in Category: diary

思ったこと

SHIOTA CHIHARU

先日 塩田千春 魂がふるえる展 へ

塩田千春

1972 年大阪生まれ、ベルリン在住。2008年、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。南オーストラリア美術館(2018年)、ヨークシャー彫刻公園(2018年)、スミソニアン博物館アーサー・M・サックラー・ギャラリー(2014年)、高知県立美術館(2013年)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2012年)、国立国際美術館(2008年)を含む世界各地での個展のほか、シドニー・ビエンナーレ(2016年)、キエフ国際現代美術ビエンナーレ(2012年)、横浜トリエンナーレ(2001年)など国際展参加も多数。2015年には第56回べネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表。※森美術館HPより抜粋

初期作品から最新作品までが網羅的に展示されているが、

やはりすごいのは糸を使った大空間。人のつながりや血のような赤い糸や焼けたような黒い糸の空間は圧倒的な没入感がある。

先日のボルタンスキー展は死を見つめ続けて、人間の膨大なメモリーを俯瞰しつつ見つめるような、静の空間だった。

こちらの塩田千春展では、血や皮膚、肉といった人の肉体のつながりを意識させて生命と動を感じる展示だった。

近いテーマを感じつつもアーティストによる人生経験とその咀嚼と表現の差が興味深かい。

両方とも六本木開催なので両方を見てみるのもおすすめ

SMART NEWS

先日、スマートニュースの総合マーケティングを担当している西口さんのセミナーを聞かせていただいた。

西口さんは顧客ピラミッドを作って、それを元に戦略を立てる方法論で次々とブランドを育ててきたプロフェッショナルだ。

内容を忘れないようにここにメモ。

マーケティングを取り巻く環境:現在の課題

・手法論が先行している オンラインかオフラインか?>お客様が抜けてしまっている

総合マーケティング 顧客ピラミッド 5segsをつくる。

ロイヤル顧客・・・よく買ってくれる
一般顧客・・・・・買ってくれる
離反顧客・・・・・最近買っていない
認知・未経験顧客・知ってはいるけど買っていない
未認知顧客・・・・知らない

5階層についての全部の人数を知っている人(会社)は実はかなり少ない
>>つまりマーケットの全体を知らないということ
>> 知るためには3つの質問で知れる 

・ブランドを知っているか?
・買ったことがあるか?
・その頻度は?

人数がわかったら、その階層に向けて5つの戦略を実施する。
・ロイヤル顧客のスーパーロイヤル化
・一般顧客 >ロイヤル化
・離反顧客の復帰
・認知未購買の一般顧客化
・未認知の認知

SmartNews の場合を振り返る。

2017/8

TOTAL 8200万人 20-60歳のスマホを持った男女

  • ロイヤル          412万
  • 一般              361万
  • 離反                 235万
  • 認知未使用 1428万
  • 未認知   6000万

ストアランキング 100位以下だった

5つの戦略について何をどこに投資するか?顧客分析をした。

競合Aとの比較で分析

  • >認知が足りないのが一番の原因だった
  • >使用した人は継続していて、離反も低かった 
  • >ロイヤリティの高い商品だったがしらない

ユーザーの分析

スマートニュースと競合Aとの比較

>それぞれに感想があり サービスの住み分けはできていた

ロイヤルと認知あり未使用 ユーダーの比較

>どの要素を伝えるかを分析

認知未使用同士の比較も すみわけができていた

競合Aからユーザーを奪うのではなく、それぞれのポジショニングができれば良い

離反と離反を比べると

プロダクトとしては非常に強かった

競合はニュースアプリではなくSNSだったことがわかった。

分析を元に何を体験させればいいかをアイデア出し

19のコンセプト化 それをユーザー調査でテスト >定量化して戦略か

3つの層に攻めるを戦略化

ポテンシャルの高いコンセプト:TVを軸とした総合マーケティング 

CM  朝一本のニュースが人生を変える 

2017/9-12   短時間でたくさんのパターンのCMをつくりテストした >素材別CPI 

CPI   CV  番組ごとのコンバージョンも出せる 同じ1GRPでもコスト効率が全然ちがう

視聴率とは関係なく どの番組でどんな背景からCMが流せるか?

何が効いたか?

  • 強いアイデア 独自性と利便性 英語のCM
  • 統合マーケティング CVと認知できるCMは可能

2018/3 クーポンをロンチ

TVCM  千鳥 CMは5種類作成>分析して>勝ち組をつくり>全国へ >>きさ〜ま!が響くことがわかり重点的に放送。

プロダクトアイデアをコミュニケーションアイデアに 1年でクリエイティブを作成2500種

  • 牛丼はTwitter ハンバーガーはLINEとか メディアとの神話性で変わる
  • 縦軸:コンバージョン 横軸:CTR で分析 

結果 ランキング iphoneとアンドロイド双方で1位を獲得

次のステップへ。認知が上がったけどまだDLしていない人がいた

それをグルインなどで分析

CM作成 千鳥 すっぴっぱ・きさーまぁ

  • 分析の結果 30円とか50円引きじゃなぁ とか めんどくさい とかが原因と分析
  • 半額クーポンと 簡単に使えることを訴求

未認知層の分析 グルインやヒヤリングを繰り返し分析

>>新聞広告と折り込みチラシを実施

>>新聞媒体・チラシは効かなくなってきたと言われているけれど、特定のユーザーにはまだまだ刺さる。媒体をどう使うかがポイント

TVをつけるけど見ていない スマホはデフォルト設定の層に届く。

新聞を見る >家族を送り出す >家事 >夕方に新聞チラシを見る >買い物 的な生活習慣

上記生活習慣の居住地や行動範囲のヒートマップを作成してチラシを配布

結果>>

  • ストアラインキング12ヶ月連続平均5位 
  • 累計 4000万ダウンロード 日本とアメリカ 
  • 結果 世界規模の目がアプリと同じステージのユーザー数へ
  • 10位以内のアプリ 総使用時間 国内 9位  インスタグラムの下 1位はLINE
  • アクティブユーザー 1000万以上
  • 1日当たりの使用時間 16.7分 

ユーザー層 人口と同じような年齢分布 になっている。いろんな人が見ている。

 

Christian Boltanski

先日、クリスチャンボルタンスキー展へ。

生と死を見つめ続けた、その作品展はなんだかとても厳かな空間で、

見終わった後は礼拝をした後のような気分になる。

死とはなにか?高貴な人も一般人もあらゆる立場、人種にも、どの人々にも死は平等にやってきて、飲み込んでいく。

残るのは 静 のみ。 そんな作品たちが独特の空間を表現している。

面白かった。

作品は モニュメントシリーズ、心臓音のアーカイブ、ぼた山、保存室など

クリスチャン・ボルタンスキー
CHRISTIAN BOLTANSKI


1944年にパリで生まれる。1968年に短編映画を発表し、1972年にはドイツのカッセルで開かれた国際現代美術展のドクメンタに参加して以降、世界各地で作品を発表する。1990年代以降は大規模なインスタレーションを数多く手がけるようになる。1990–91年にICA, Nagoyaと水戸芸術館で個展を開催。以来日本とも密接な関係を築き、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)には第1 回から参加し、2010年に「瀬戸内国際芸術祭」(香川)が開かれた折には《心臓音のアーカイブ》を豊島に開館する。2001年にはドイツでカイザーリング賞を、2006年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。現代のフランスを代表する作家として知られる。

※国立新美術館HPより引用

Yves Saint Laurent

映画「イヴ・サンローラン」(2010年公開)を観た。

イヴ・サンローランの生涯のパートナー、ピエール・ベルジェが語る二人の深い愛とイヴの孤独を振り返る物語。2008年にイヴが亡くなった後に撮った作品。

Diorのデザイナーとして彗星のごとく現れた一人の青年が、瞬く間にスターデザイナーになり、YSLを立ち上げて成功し、衰退していくまでの時の流れを、イヴのすぐそばで共に歩んできたパートナーが語る内容となっている。

この映画ではその人生の歩みももちろん興味深いが、ファッションの部分だけでなく二人が所有した膨大なアートや美しい家にもスポットが当たっている。

最愛のパートナーとして互いに依存するようにいた二人が、信じられないような価値のあるアートが所狭しと並び、外界と遮断された高貴で神秘的で咽ぶような豪邸でどのような暮らしをしていたのかを想像しながら観ることができる。

特にアートについては圧巻で、2009年にクリスティーズ・パリで行われた「イヴ・サンローランとピエール・ベルジェ」コレクションでは、それまでの個人によるオークションの落札総額の最高額を更新。トータル落札価格4億4300万ドル(約448億円)は当時ニュース等で大きく取り扱われた。

映像の中でも、ピカソ、マティス、ロートレック、ピエト・モンドリアン、マルセル・デュシャン、ウォーホール、フェルナン・レジェなどなど錚々たるアーティストのアートが並ぶ。

印象的だったのは、オークションの準備に向けて、その邸宅の中から次々と美術品が運び出されていく時のピエール・ベルジェの哀愁。二人の歩んできた時間と濃度がよく伝わる。最愛のパートナーが付き添っていたが、イヴは最後まで孤独を抱えて生きた。才能があるが故の孤独、そしてそれが故に荒れていく生活。孤高と孤独の間に生きた一人の天才とそれを理解しそばに付き添い続けたパートーナーの哀愁が膨大な美術品と世界中にあるすばらしい屋敷を通して感じる作品だった。

ピエール・ベルジェは2017年9月に、闘病の末死去。

モロッコのマラケシュとパリにあるサンローラン美術館がもう少しでできるというところだった。最後までパートナーを想った人生だった。

個人的にはとても興味深い作品だった。イヴ・サンローラン関連の映画は他にも公開されているので観てみたいと思った。

★★★

SENSE OF HUMOR

先日、21_21 DESIGN SIGHT で開催中の「ユーモアてん」に立ち寄った。

http://www.2121designsight.jp/program/humor/

こちらの展示。ディレクターは浅葉克己さん。

ユーモア展とはしているが、浅葉さんが世界各地で集めてきた、そして体験してきた様々なものを一堂に展示していたり、浅葉さんそのものの展示会と言った感じだ。

また、さまざまなアーティストやディレクターの作品が、ユーモアという視点で集められていて目が楽しい展示会になっている。

浅葉さんや細谷さんがライパブで手がけた往年のさまざまな広告の展示があると思えば、浅葉さんと親交が深いロンアラッドの作品などもある。(ロンアラッドは基本的に椅子やオブジェのイメージなので、こういった作品は個人的には興味深かった)

福田繁雄さんの視差を利用した作品、中村至男さんのフラットで印象的なイラスト作品、井上嗣也さんのポスター、仲條正義さんの作品などなども楽しい。

そしてもう一つの側面として、浅葉さん自身の趣味の側面とも言える

卓球 と トンパ文字 これらについても展示されている。

会場には大きな卓球台(フランスのアートディレクター、ダミアン・プーランデザイン)も置かれていて自由に遊べる。GWには卓球大会も開かれたとか、、。

難しい哲学的な展示も面白いけれども、こういったおもちゃ箱をひっくり返したような展示も楽しくて良いなぁと思った。

次は、井上嗣也さんのgggの展示に行ってみたいなぁ。

Ai ga nanda

映画、「愛がなんだ」 をみた。

こちらの映画70館くらいから始まり、口コミで人気が広がり、140館くらいまで広がりを見せている。

知人がプロデューサーをしている映画で、面白そうだったので観た。

好きな人のために いいなりの都合のいい女になってしまっている主人公。

逆に自分を好いてくれる男を都合のいいように振り回す、主人公の親友。

そして、主人公の好きな男もまた、好きな人に振り回される。

登場人物のそれぞれが、恋愛に振り回されて、もやもやとしながらも日々は過ぎていく映画。

20代後半から30代の、もやもやした恋愛体験が追体験できる映画。

仕事と恋愛のバランスだったり、結婚への意識だったり、そういったこと全部から逃げたい現実逃避感だったり、自分の能力への自信や不安だったり、その空気感がうまく表現できている映画だった。

女子におすすめ。

Helvetica Now

なんと、ヘルベチカの進化版、Helvetica Now がついに発売。

世界中の交通機関やさまざまなサイン、企業ロゴに使われ、今なおフォントの王様ヘルベチカ。そんなフォントの最新版がリリースということでデザイン界ではBig News となっている。

現代の使用用途に合わせて改善したHelvetica Now は、webを含めたあらゆるデバイスやメディアで使われることを想定し、使用サイズによる読みやすさを追求し、Display / Text / Micro の3サイズ展開をしている。従来あったオリジナルをより現代版にアップグレードした感じだ。

Helveticaは水のようだ。 

Helveticaについて表現した有名な言葉だが、それこそDIN やNeutraface、 Klavika のような様々な現代らしいサンセリフ書体が溢れるこの時代にHelveticaがまた唯一無二のスタンダードで水のような存在になるのか楽しみなところだ。

早速手にいれたいので、また使ってみたら感想を書きたい。

これから、めちゃくちゃ使うことになりそうだなぁ、、、。

https://www.monotype.com/fonts/helvetica-now/

Helvetica Now from Monotype on Vimeo.

VIVIVIT TEN

先日、優秀な新卒デザイナーに会うべく選ばれし美大生の作品を展示するvivivit展へ。

学生時代からかなりやり込んでいる人が多く、話ができてよかった。この中のなるべく多くの学生に応募してもらえるといいなぁと思った。

今の学生の作品はグラフィックに止まることはまずなく。web展開はもちろん、アプリ、実体験のイベント、空間、動画制作など幅の広いクリエイションの作品作りが当たり前になっている。

AIがデザインの領域にも入ってきていて、メディアをまたいだ総合的なクリエイティブの考え方が求められている時代。

当たり前にスマホやSNSを使って育ってきた彼らが、どんなクリエイションを生み出し、時代を変えていくのか楽しみだ。そんな若い世代の可能性をうまく引き出せるように自分も時代に合わせた成長をしていかなければならない。